みなさんこんにちは。11月に入り、今年も残すところあとわずかとなりました。
11月8日は「い(1)い(1)は(8)」の語呂合わせの記念日です。この日を機に、ご自身の歯とお口の健康について改めて考えてみましょう!
1.「いい歯の日」の目標、「8020運動」とは?
「いい歯の日」の根幹にあるのが、「8020(ハチマルニイマル)運動」です。
目標:80歳になっても自分の歯を20本以上保とう!
なぜ20本?:歯が20本以上残っていれば、ほとんどの食べ物をおいしく、満足して食べられる!
現状:近年の調査では、この「8020運動」を達成している人の割合は年々増加しており、現在2人に1人以上が達成しているという結果も出ています。
2.自分の歯が残っていると、こんなに良いことが✨
いい歯を保つことは、単においしく食べるためだけではありません。全身の健康や生活の質(QOL)にも深くかかわっています。
①認知症・転倒の予防
しっかり噛んで食べられることは、脳の活性化につながり、認知症のリスクを下げると言われています。また、噛む力や口腔機能が維持されていると、体の安定性が保たれ、転倒予防にもつながります。
②長生き(健康寿命の延伸)
歯の数が多い人ほど、生存率が高いというデータがあります。お口のケアで誤嚥性肺炎を予防することにもつながり、健康で長生きすることにつながっています。
③豊かな食生活
なんでも噛んで食べられることで、偏りのない栄養摂取ができ、体の健康を維持することができます。
3.いい歯を保つための3つの習慣
8020達成を目指すために、今日からできることを確認しましょう。
①丁寧なセルフケア🦷
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシといった補助用具を必ず使い、歯と歯の間の汚れまで意識的に落としましょう。
②よく噛む食事🍴
普段の食事でよく噛むことを意識しましょう。噛むことで唾液がたくさん出て、お口の中をきれいに保ち、消化を助ける効果もあります。
③定期的な歯科でのケア✨
毎日歯磨きをしていても、磨き残しは必ずあります。かかりつけ歯科医院で定期的に歯科健診やクリーニングを受け、プロによるチェックとケアを欠かさないことが大切です。
「いい歯の日」は、ご自身の歯を大切にする気持ちを新たにする良い機会です。
「最近歯科医院に行ってないな」という方も、ぜひこの機会に、お口の健康診断にお越しください。
「8020」達成を目指し、生涯、自分の歯でおいしく食べられる幸せを守っていきましょう🦷✨
次回は、歯の磨き方、丁寧なセルフケアについてお話ししたいと思います。